父さん

父さん

クーベル チルタリス♀
「おはよう。母さん、父さん、ベル」
「そう、かな? 母さんに特に憧れていたから、口調がうつってしまったのかもしれないね」
「…だから、私はベルが心配なだけなんだってなんでわかんないの!」

クーベルが大きくなりました
母さんの口調が移ってすっかり男前になった。服装もなるべく動きやすいものだとかシンプルなものにしている。が、心の底では妹のようにふりふりのドレスが似合う自分になりたいなとも思っている。
母に似て歌声が美しく、日々練習して母に近づこうとしている。
父にあまり良い感情を抱いていなかった幼少のころに比べて成長した今では適切な距離感でそれなりの仲を築いているよう。あたまのリボンは父が昔作ってくれたものを再利用している。
料理の腕は父によって鍛えられたようで、今はそれがコミュニケーションのひとつとなっている。
妹が幼い頃よりもおしとやかでつつましくなったため少しさみしさを感じているが、お互いに本質が変わらないので喧嘩したときはすぐに口調が崩れて小さい頃のようになる。
たまに妹にドレスを着せられたりしているがまんざらでもない。

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